
姉さんが
やはりあれ以来体調が悪いらしいので
私(俺)が代わりに、簡単な分析を書いておきます。
ちなみにアバターはその都度変わります。
まずは、リスクオン/リスクオフについてだけど
1.朝鮮半島情勢
2.中東・イラン
3.ヨーロッパの政局
4.貿易戦争(特に中国)
これらの内、1.は少し改善の兆しがあったところだが、2.および3.は進展なし。4.については悪化している。ただ、こうゆう問題はその都度、どこにフォーカスされているかが重要なので、今の時点では、4.が注目されているとすれば、明らかにリスクオフだろう。
次に、長期金利について
現2.92xとなっていて、
3.0を超えていた頃に比べるとすこし下げてきているところ。
現在の動きは、先日に姉さんが
>米長期金利下落ですかね。
>現2.94x→2.87x?
と予測していたところ、すでに2.88xまで示現している。
ところで、現2.92という水準は、最近では4回目であり
過去3回の日のドル円終値は、以下のようになっている。
6月4日 109.8x
5月28日 109.4x
4月19日 107.3x
これらに対して、先週末ドル円の110.6x引が如何に高いかは一目瞭然である。
もしも、為替が金利に相関するのであれば
ドル円の高値更新などはないことになる。
この他、日銀の忖度防衛隊がドルを買っているという話もあるが
現在の株価水準からは、積極的に買い支えが必要な状況でも無いように視える。むしろ貿易摩擦の観点からは、115円に近づくことはリスクが大きいのではないか。
政権の防衛線は為替100~105円、日経20K辺りではないかと思う。
あと一つは、M&A案件に伴う実需の件、例えば、シャイアーの買収の件もあるにはあるが、これについては、ポンド円、ポンドドル共に、日足、週足ベースで下げてきている。
ただ、気をつけなくてはいけないのがユーロの動向だと思う。先週のようなユーロ円急落においては、ドルとの関係から、ドル円が上昇(円安)という副作用を生ずるかもしれない。
以上を総合すると、来週は揉み合いから始まるであろう。貿易戦争継続であれば、ファンダメンタルの観点から、ドル円売で良いと思うが、ユーロリスクを考慮して、ユーロ円も同時に売建するなど機動的に戦線を構築するのが安全策にも思える。
ちなみに、姉さんはユーロ円127割予想だが
俺的には125さえ割れると思っている
最後に、タイトルの「神はサイコロを振らない」は
有名な言葉だけど、俺の解釈では、これすなわち
「人はサイコロを振る」
ことを否定していないのであるから
その人の意志の前に
未来は定まっていないことになる