ダウ急落は、新型肺炎懸念に見せかけた談合売だろう

NYダウの下げが凄いね。

理由は、いうまでもなく

「新型肺炎懸念」

ということになっているが、

そんなことはないと俺は思っている。

まあ、そうだとしても、単純に売って儲ければそれでいいのだが、投資として見た場合には、それとは少し違う見解もあるわけである。

もし「新型肺炎懸念」がダウ急落の主要な理由であれば

上チャートのAのところから、Bまで上げているのはおかしくはないか。

この件が騒ぎになったは1月下旬であり

だからこそ、チャートはAのように下げてきた

そこから切り返してBまで上げる理由はどこにもないことにならないか。

この期間、新型肺炎の展開については

悪くなることはあっても、良くなることは決してなかったからである。

 

俺がみたところ、この上げは

空売りして儲けるための下準備である。

もしも、これを個人が実施すれば

株価操縦(金融商品取引法違反)ということで、逮捕される案件でもある。

そして、現実には

今、通商連合を中心として、大きく売に傾いている。

それは、

新型肺炎のためではなく、自らの利益のためである。

現物の投げだけで、このチャートにはならない。

そもそも、当のアメリカでは、一人も死者がでていない。

インフルエンザでは死者が1万人も超えているのにである。

世界的に、散発的に感染者はでているが、

それはMARSやSARSも同じことであり

経験済みの現実である。

その時のチャートを見てみれば、わかることもある。

今は、その検証はスキップするが、

俺の記憶でいえば、たいした下げはなかったはずだ。

 

今回は、

その検証の代わりに

米国と中国の市場において

1月高値と本日時点の株価を比べてみよう。

まず、上に示したダウであるが

ダウはだいたい高値29500付近から25000までの下げ

下落率は約15%

次に、中国は上海総合であるが

一時的には大きく下げているが、本日時点での下落率は

だいたい3100→2900であるから

6.4%

に留まっている。最大幅でも

13%

しかない。

中国が

死者2788人 感染者7万8824人であるに対して

中国と日本以外52の国と地域の感染者3863人となっている

現状を考えると、

ダウの下げ幅は不自然極まりなく大きいのではないか

しかし、これに対する反論として

確かに、アメリカ国内の感染者数は少ないが

もしも、ダウが西欧諸国の感染者数ではなく

中国の感染者数を懸念して、急落したという主張も成り立つかもしれない。

しかし、その説明の場合、

そもそも、中国の感染者が激増した1月下旬の段階で、

ダウが今まさに起きているように大きく下げていなければ、

辻褄が合わないということになる。

 

 

さらに言えば

これだけ株価が下げているというのに

ダウの守護神であるトランプ大統領は

何をしているのか

実のところ、何もしていない。

というのも、トランプ大統領こそが

今回の下げの首謀者の一人だからである。

その件は少し長くなるので、割愛する。

日本株はどうだろう。

確かに、一昨日までは、買い支えはあった。

しかし、昨日からは、財務官も投げやりである。

もしかしたら、新任の武内氏は、浅川氏とは違って慣れていないということもあるのかもしれない。

その挙句がこれ

散々下げまくった、日経平均が

ザラバ終了と大証先物終了1分前に、200円も跳ね上げている。

これは何か、

今晩ダウが反発することを恐れての売りの手じまいである

彼らのこの下げが談合売りであることを知っているので

本尊がどこまで下げるのか

おっかなびっくり売りまくっているだけなのである。

新型肺炎が原因であれば、こんな波形になることは決してないであろうに。

今、株価の買い支えをやめた政府の考えていること

それは、多少株価が下げた方が、騒ぎがでかくて都合が良い。

株価のことは、後で適当な景気対策をすれば、すぐに取り戻せる。

それよりも今は、桜を見る会の件から

世間の目を遠ざけるほうが良い。

経済が悪い状況の方が、総理への期待感から支持率は上がる。

まあ、そんなところだろう。

 

一応、俺の予想としては

市場関係者の中にも、これらのことに、そろそろ気が付くものも現れるとして

今晩はダウが反転することを期待したい。

ただ、この先の展開を考えると

あまり大きく反転する必要はなく

とりあえず本日引けは25200~25300が理想で

週明けからの月足πターンを狙うのが良い形だと思う。