NYダウは37000付近まで上昇可能

今日は、

ダウがこの先、との位まで上昇可能かという件について

単純に考えてみることにする。

ダウは、先週末

28,051.41 (−112.59

で引けており、なんとか28Kをキープして終えたところである。

ここから下げるという話も否定はしないが、

何か好材料がでてくれば、まだ上げるかもしれない。

バブルといえない範囲で

理論的にどの程度まで上昇可能か

簡単に計算しておくか。

 

ダウのPERは

期近で、20.88になっている。

これをバブルだという人がいるが、

株価が上げること自体がバブルとは思わない。

PERについては

いくらが上限かどうかは、かなり不明確であるが、

15~30位が通常の範囲といえるのではないだろうか。

ちなみに、日本株のバブル時代のPERは80であった。

これは明らかにレンジを逸脱した動きであるといえると思う。

このPERを現在の日経平均にあてはめると、

日経平均 132800となる。

そして、

ダウに関しては、去年の1月には28をつけている。

この時点でのダウは26Kのレベルであり

現在の株ががそれよりも高いのは

バブル波形でそうなったのではなく、

企業業績が実際に向上したために、そうなったものとみることができる。

なぜなら、現時点でのPERは昨年時点よりも下がっている。

ということで、

当面のPERの上限値を、ここ数年でのピークであった28と仮定すれば、

もしも、企業業績が現在と同じ水準でも

理論上は、ダウはいくらまで上げることができるだろうか。

計算は簡単で

28051×28/20.88=37600

ということになる。

 

以上の計算を踏まえると

もしも、この先、もう一段階上の企業業績の改善が見込まれるとすれば

それを先取りする形で、株価は上昇を続け

前回と同じパターンであれば、PERが28になる付近に到達する可能性がある。

その時、ダウは、37000台まで上げる。

その後は、前回と同じ推移をたどるとすれば

実現した企業業績に基づいて、

PERは、再び20前後に漸近することになるだろうが、

その場合でも、株価は30Kを維持することになる。

以上は単純計算に基づく試算になるが

実際にどうなるかは不確定な部分はおおい。

基本的に、アメリカの景気は不確実性があり

失業率などを注視する必要はあるものの

株価において肝心なところは、庶民の生活ではなく、企業業績であり

今のところ、時価総額で企業を見た場合のランキングでは

上位にGAFAに代表される

アメリカの企業しかランクインしてこない状況をみると、

実質的に米国企業は無敵の状況であり

あと、しばらくは独り勝ちの状況が続く可能性は否めないと思う。